■今回は爆丸のメンテナンス方法について
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■爆丸を洗おう

 手の油やホコリだらけで汚れてしまっている爆丸は、思い切って水洗いしましょう。
爆丸を水に浸けたら中に水が入って壊れてしまうと思うかもしれませんが、その後のケアを
しっかりすれば問題ありません。

どうしても落ちない油汚れは食器用の中性洗剤を使い、歯ブラシで軽く磨けば綺麗になります。
洗浄後はよく振って水を切った後にタオルで拭きましょう。

その後はすぐに扇風機やドライヤーで乾かしますが、ホコリ飛ばし用のエアダスターを
使用すれば、水滴もホコリも全て吹き飛ばせるので便利です。
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(中性洗剤なら塗装が溶けることはありません)

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(エアダスターで水滴もホコリも吹き飛ばす)


■錆対策

 爆丸で錆るのは関節を繋ぎとめているピンとネジですが、爆テクでは素材が鉄から
ステンレスに変更されているので錆びることは滅多にありません。
しかし、ケアすることに越したことはないので、関節部分とネジには刃物専用の
錆止油を使用しましょう。

サラサラした水のような油なので綿棒に少しだけ染み込ませて使用します。
関節部のバネ、ピン、ネジに付けておけばわずかな錆も出ず綺麗な状態を保ち続けます。
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■瞬間変形のテスト

 爆丸が問題なく開くかを見るときに上から落下させてしまうと、落下の衝撃により開く事が
あるため正確な判断をすることが出来ないだけでなく、破損の原因になるので必ず置いた状態
から優しく転がしましょう。
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■正常な音を把握する

 転がした爆丸がゲートカード上でポップアウトせずスフィアモードで固まってしまう場合は
爆丸全体を包み込むように掴んでMG部分をゲートカードに付けたり離したりして音を聞いて
みましょう。

正常な爆丸はゲートカードに付くと「カチャッ」と音がなり、離すとまた「カチャッ」っと
音が鳴りますが、何も音がしない場合は内部が破損している可能性が高いです。
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(爆丸の種類によりカードから離した際に音のしない爆丸もある)

爆丸内部のトリガーが真下に落ちるタイプはゲートカードから離した際に音が出るが、
弧を描いて落ちるタイプはゲートカードから離しても音がほとんど鳴らない。
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 シーズン1~4までは小さなネオジム磁石のため音は小さめ、爆テクでは大きな磁石が
使われているので音が大きく聞こえる。
爆丸の種類によって音が違うので普段から音を聞いて判別できるようにしておこう。
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(シーズン1~4までの磁石と爆テクの磁石では大きさが倍違う)


 爆丸内部の破損で一番多いのはトリガー部分に埋め込まれている磁石が外れてしまうこと。
スフィアモードでゲートカード上に乗せたら音はしたのにポップアウトしない場合は、
経年劣化によりトリガーと磁石の瞬間接着剤が剥離してしまい、磁石のみが動いている場合が
あります。
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(※経年劣化や強い衝撃を受け剥離してしまった磁石)


中の磁石が外れて斜めに引っかかってしまっている場合もトリガーが落ちずスフィアモードの
まま固まってしまう。

こうなってしまったら一度爆丸を分解して、瞬間接着剤で付けるしかありません。
磁石の取り付ける向きは決まっているので、他の爆丸とMGどうしがくっつかないように
注意してください。
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■磁石を強化

 爆丸に使用されているネオジム磁石は経年劣化による減磁はほぼないのですが、
サバンナの森林や、アマゾンの熱帯雨林のような過酷な環境下で長期間使用されている場合は
少しずつ磁力は弱ってくと思うので、もし磁力が弱ったと感じる場合は大きなネオジム磁石に
付けておくと磁力は回復します。

(注意:ネオジム磁石は強力なため500円程度の大きさでも指が千切れる場合があるので
取り扱いには十分注意してください。)
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(より大きなネオジム磁石に付けておくと磁力は回復する)


■グリスを塗る

 ポップアウトはするが一部分の開きが悪い場合はグリスを塗ってみましょう。
グリスを塗る場所は爆丸がスフィアモードを維持するための爪の部分、爆丸によって場所が
違うので分からない場合は、爆丸を開いた状態でゲートカードに乗せて動く部分が爪です。

その部分にグリスを爪楊枝などでほんの少し取って塗るだけで、爆丸の開きが各段に良く
なります。
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(タミヤのグリスならプラスチックを傷めることはありません)

 爆丸はプラスチック製品のため経年劣化や使用による摩耗で、目には見えない歪みが出ます
一部のバランスが崩れると、ある日突然ポップアウトが出来なくなるので、頻繁に摩耗する部分
にはグリス等で滑りを良くしておくと長く遊べるでしょう。
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(ドラガオンには3ヶ所スフィアモードを維持するための爪がある)


■クロスパーツの穴を補強

 コンバート用のパーツが使用されている爆テクで一番多いトラブルが、装着部の緩みです。
プラスチックのクロスパーツではあまりないが、メタルパーツを付け替えていると穴が広がり、
何もしていなくてもクロスパーツが落ちるようになってしまいます。
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(メタルパーツの付け外しにより穴が緩んでしまう)

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(クロスパーツの装着部分には黒いゴムが付いているが、ここは緩みとは関係がない)


 装着部分の緩みを解消するためにゼリー状の瞬間接着剤を使用します。
一般的に使われている瞬間接着剤だと水のように垂れてしまうため、少しとろみのある
瞬間接着剤を爪楊枝にほんの少し取って穴に塗っていきます。

プラスチック部分に薄く塗ってよく乾かすことで削れた部分が補強されます。
補強した部分はプラスチックよりも強度が上がり、もう緩むことはありません。

(注意:プラスチックに瞬間接着剤を使用してそのまま放置した場合は、一部が白く
なってしまうので扇風機で風を当て続け完全に乾くまで待ちましょう)
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(ゼリー状の瞬間接着剤)

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(ほんの少しだけ塗る)

塗る場所はクロスパーツを差し込む穴の少し丸まっているところ
下の写真の緑色の部分に薄く塗ります。
奥の黒いゴム部分には塗らないように気を付けて下さい。
塗り終わったら10分~30分程度風にあてて完全に乾かします。
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(手前の部分にほんの少し塗る)

 乾いた後にクロスパーツをはめ込む際は、そのまま入れてしまうと固くて取り出せなくなる
ので最初は縦にクロスを入れて固さを確かめてから入れましょう。

まだ緩い場合は、また瞬間接着剤を塗って厚みを出していきます。
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(最初は縦に入れて様子をみる)


■塗装を落とす

 シーズン1~4の爆丸は塗装のズレやはみ出しがとても多いので、アルコールを使用して
塗装を落としましょう。油性で書いてある文字も綺麗に落とせます。

使用するのは手ピカジェルのキャップがピンク色の方です。
キャップが黄色い物は水のようにサラサラしているので爆丸に垂らした時に
広がってしまうので必ずピンク色を使いましょう。

剥がしたい塗装部分に手ピカジェルを少し垂らして30秒程待ったら爪楊枝で軽く擦ります
そうすると塗装が浮いてくるので、ティッシュで拭けば綺麗になります。

除光液やシンナーを使うと一瞬で塗装は落ちますが、プラスチックも一緒に溶けてしまうので
出来るだけ使わないようにしましょう。
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(油性ペンで書かれた文字)

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(アライグマが目印の手ピカジェル)
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(ドロっとしているので剥がしたい塗装部分にだけ塗ることができる)
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(爪楊枝で擦れば簡単に塗装が浮いてくる)


 これからも大切な爆丸を整備して、ストレスのないポップアウトを心がけていきましょう。
(※修理、改造等は自己責任のうえでケガなどしないようご注意ください)