■今回は爆丸のメンテナンスについて
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 爆丸といえば球体形状からの瞬間変形、カードに向かって転がすだけで
誰もを一瞬にしてマジシャンにしてしまう素晴らしいギミックですね
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ただ、その楽しさゆえに何度も何度も瞬間変形を繰り返し、勝負ともなれば
爆丸同士の接触も頻繁におこり、そして摩耗し運が悪ければ破損してしまう。

それ以外にも爆丸は小さなプラスチックパーツと金属パーツで作られているため、
気温差の大きい場所、湿度の高い場所などに長時間放置しているだけで、
歪んだり金属パーツが錆びてしまうこともあります。
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(いくつものプラスチックパーツを繋ぎ合わせて作られている)

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(爆丸の関節部分に使用されている金属のピンとバネ)

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(管理状態が悪く錆びてしまった金属部品)



 たとえ新品未開封を購入できたとしても、その爆丸は製造されてから3年、5年
もしかしたら10年近く経っている可能性もあり、目に見えない劣化は確実に
進んでいるでしょう。
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(バネ仕掛けの関節部には、常に小さな負荷がかかり続けている)



 爆丸で起こるトラブルの例をあげると、爆丸がゲートカードの上に乗っているのに
ポップアウトしなかったり、スフィアモードにしようとしても閉じない。
爆テクのメタルパーツが緩くなって、すぐに落ちてしまう。
といった事が多くあります。
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(左・ゲートカード上でも変形しない)(中・一部が閉じない)(右・パーツがすぐに外れる)


 どのトラブルにも必ず原因はあるが、その元を解明するのは大変です。
しかし爆丸は、造形は精密だが構造は単純なので原因の元が分かってしまえば
簡単に対策できます。

壊れた爆丸を修理することが出来れば、あなたはまたマジシャンのように
華麗なポップアウトを披露することができるでしょう。




■音を聞く

 爆丸と付き合っていく上で一番大切なのが音を聞くこと。
「音に始まり、音で終わる」と言っても過言ではないくらいに音の占める重要性は高く、
一流のコレクターになれば音を聞くだけでその爆丸の状態を知ることができるようになります。


爆丸の状態を知るのに「音で始まる」として、では「音で終わる」とは何か?
爆丸にとっての「終わり」、それはは完璧なポップアウトをすること。


誰もが爆丸をポップアウトさせると楽しいと感じます。
それは「球体が一瞬にして変形する」ことと「その時に発する音」の
たった2つの要素により作り出されているのです。


前者は視覚的な要因により簡単に理解できるが、後者はその副産物として生まれるため
楽しさの理由としてあげる人は少ない。


しかし簡単な実験として、爆丸をポップアウトさせる動画の音声をオンとオフにして
見比べると、音声がオフのポップアウトでは何か物足りなく快感が少ないのに対し、
音声がオンの場合はポップアウト時に出る音により快感が大きく、
明らかに楽しいと感じるはずです。


ポップアウト時の音は、鉄板に反応した磁石が爆丸の内部を叩く音と、
たたまれていた関節部分が広がった時に、ぶつかりあう音によるものです。


そしてその音は錆やホコリ、バネの劣化によって小さくなっていくが、
整備が行き届いていれば音がしっかりと聞こえ、そしてそれは良い爆丸と言えるでしょう。
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■それでは楽しさの一端を担う良い音を出すために
メンテナンス方法を実践していきたいと思います。

→「★爆丸のメンテナンス2 MAINTENANCE